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2003 年度 実績報告書

新しいシェーグレン症候群モデル動物の樹立とその遺伝子解析

研究課題

研究課題/領域番号 14657515
研究機関東北大学

研究代表者

森 士朗  東北大学, 歯学部附属病院, 講師 (80230069)

研究分担者 丹田 奈緒子  東北大学, 歯学部附属病院, 医員
能勢 真人  愛媛大学, 医学部, 教授 (70030913)
キーワードシェーグレン症候群 / 唾液腺炎 / モデル動物 / MRL / lprマウス / 遺伝子導入 / IRF-1 / 遺伝子解析 / DNAチップ
研究概要

本研究の目的は,我々が作出したシェーグレン症候群の動物モデルであるIRF-1強制発現のMRL/lprマウスの唾液腺や脾臓からmRNAを抽出し,cDNAを作製,サイトカインや細胞増殖因子を主体とするcDNAチップを用いて,様々な遺伝子の発現,変異,多型を大量かつ並列的に検討することにより,IRF-1強制発現による唾液腺炎の増悪機構を解明し,シェーグレン症候群の病因解明を試みることである.これまでIRF-1強制発現MRL/lprマウスの脾臓から調整したcDNAを様々なサイトカインや細胞増殖因子を含む700種類以上の遺伝子を対象としたDNAチップを用いて,大量かつ並列的に解析した.その結果,IgG3 mRNAの発現のように,これまでの我々の研究結果から,ある程度コントロールマウスとの違いが予測された遺伝子発現もみられたが,未だ発現の意義が不明である多数のEST(expressed sequence tag)に,コントロールマウスとの違いが見出された.現在それらのプライマーを作成し,対象としたマウスにおける遺伝子発現を詳細に検討しているところである.また,これまで我々は,IRF-1強制発現のMRL/lprマウスにおける背景遺伝子の役割を解析するために,IRF-1強制発現のMRL/lprマウスの基になったMRL/lprXC57BL/6-IRF-1のリコンビナント近交系を約30系統作出してきたが,現在,これらのマウスのゲノムワイドスキャンを行い,ゲノムのパターンと病理組織学的所見ならびに血清学的所見とのリンケージ解析を進行中である.さらに,リコンビナント近交系の系統の脱落をできるだけ防止し,系統維持をより確実にするための凍結受精卵の保存も並行して行っている.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yamada A, (+5), Mori S, (+3), Nakamura Y, Onji M, Nose M: "Genetic basis of tissue-specificity of vasculitis in MRL/lpr mice"Arthritis Rheum. 48(5). 1445-1451 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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