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2002 年度 実績報告書

顎関節症の病因論と治療による病態分析:開口時の3次元イメージ解析と治療学的応用

研究課題

研究課題/領域番号 14657526
研究機関広島大学

研究代表者

石川 武憲  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (10049380)

研究分担者 東森 秀年  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (50304449)
伊藤 良明  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (80263721)
井上 伸吾  広島大学, 歯学部附属病院, 講師 (00232538)
キーワード顎関節症 / 過剰開口 / 開口訓練 / EMG / フィードバック法
研究概要

ヒトの最も進化した徴候は喉頭の下降であり,このために関節包が弛緩し,頸椎の垂直化や下顎底の開大などとともに,顎関節症の発生原因として,過剰開口が誘発され,病態発生に関与することは間違いのない事実である.これに伴う頭頚部の各種の随伴症状も問題化を呈することになった。この過剰開口時に生じる顔貌の異常変化を正貌および側貌から映像学的に分析し,治療学的資料を作成すべく,データ収集を行った.
対象は、過剰開口癖を有する健常成人,顎関節症患者と悪性や良性腫瘍のために下顎の区域切除や半側切除手術を行った患者などである。手術患者は,腸骨移植による即時再建例と将来再建予定例を対象にし、側頭筋と咬筋の筋電図を同時に測定すると同時に,3次元的イメージ解析装置を用い,顎関節症患者の過剰開口時に生じる顔貌変化と,これに伴う側頭筋と咬筋への影響筋電位を検討した.
この結果、過剰開口を行っている患者の顔貌の横幅は,平均4.5mm巾,また最大11mm巾の顔面幅を増加させると同時に,顔全体が菱形を呈した.また,同時に測定したEMGによって,この過剰開口時には,側頭筋や咬筋は異常電位の発生を生じた.この結果を上記の各種患者の生理的開口訓練時に応用し,また訓練時にfeed back法として有用で,役立つことが判明した.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 石川武憲: "「ヒト道化に伴う口を科学し直そう」-顎関節症への提言.分症としての舌痛症--感じる唇をもとめてく石川法の開発-"歯界月報. 620. (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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