研究課題/領域番号 |
14657536
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研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
中島 敏文 鶴見大学, 歯学部, 助手 (10339814)
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研究分担者 |
高垣 裕子 神奈川歯科大学, 歯学部, 助教授 (60050689)
近藤 壽郎 鶴見大学, 歯学部, 助教授 (70178416)
関谷 秀樹 鶴見大学, 歯学部, 助手 (70267540)
瀬戸 かん一 鶴見大学, 歯学部, 教授 (60064367)
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キーワード | 機械的刺激 / 伸展刺激 / low-intensity pulsed ultrasound(LIPUS) / osteocyte / 仮骨延長術 / primary cell culture / osteoblast / human facial bone |
研究概要 |
1、マウス頭蓋冠骨膜細胞の単離と培養 生後4日後のddYマウスを用いて、マウス頭蓋冠骨膜採取、24時間のインキュベーションの後、上清を生食にて洗浄、底に接着した細胞を使用した。これを3週間培養し70%コンフルエントになったところで、0.25mMのアスコルビン酸またはDexamethasone(1x10^<-8>M from a 1-M stock solution in ethanol)を加え、その後実験に使用した。生化学的な試料のばらつきはほとんど問題にならない事が確認されている。 2、未分化骨膜細胞に対する機械的外力の負荷 機械的外力はフレクサーセル社製の細胞伸張装置(神奈川歯科大学に設置されている)を用い(Endocrinology vol.137及びB. B. R. C. vol.264)、培養皿の底のコラーゲンコートしたシリコン膜の上に細胞を移し、接着培養する独自の方法を採っている。伸張刺激の強度は、細胞の等倍延長を1E(ストレイン)として、0.4%の延長すなわち4000μEとした。負荷後の時系列的な変化を観察する。また様々な負荷周期と強度による応答の差についても検討する予定である。また、帝人社製低出力超音波パルス装置(図3:神奈川歯科大学に設置されている)を用い(B. B. R. C. vol.268)、20分間超音波刺激を与え、刺激前、刺激開始後15分、6時間、24時間後の細胞の応答を観察する。 3、未分化骨膜細胞に対して機械的外力が及ぼす影響の検討 骨系細胞が機械的外力の負荷された状態で示す増殖、基質合成や石灰化の変化は、既に報告した方法(J. Bone Miner. Res. vol.10及びCalcif. Tissue Int. vol.57)で基本的には調べる。しかし本研究は対象が未分化な骨膜細胞である故、分化の方向性を検討する必要がある。今回はDNAチップを用いた発現遺伝子の検出のまえに、骨系のマーカーを用いて、RT-PCRをおこなった結果、COX-2の上昇がみられ、また、ALPも軽度に上昇したことから、骨膜細胞から骨芽細胞への分化にCOX-2が関与していることが示唆された。
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