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2003 年度 実績報告書

ゲノム機能情報に基づいた糖尿病薬の処方設計支援システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 14657612
研究機関北海道大学

研究代表者

原島 秀吉  北海道大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (00183567)

研究分担者 紙谷 浩之  北海道大学, 大学院・薬学研究科, 助教授 (10204629)
桑島 正道  福島大学, 医学部, 助教授 (00205262)
キーワード2型糖尿病 / Othuka Long-Evans Tokushima Fatty (OLETF)ラット / カルパイン10 / 遺伝子発現 / 遺伝子診断
研究概要

本研究は,糖尿病病態モデル動物において疾患に深く関連する遺伝子の発現と薬物の感受性の関係を解明し,病態時における遺伝子発現パターンに基づいて適切な薬物を選択し,投与量を予測しうる処方設計システムを構築することを目的とする.平成15年度は,2型糖尿病モデルの,OthukaLong-Evans Tokushima Fatty (OLETF)ラットにおいて発病前後の白血球を用いて,候補遺伝子の解析を行った.その結果,カルパイン10が発症前に遺伝子発現が低下していることが明らかとなった.また,この遺伝子発現は,白血球のみならず,肝臓,筋肉,脂肪などの主要な標的組織においても同様の傾向が見られた.カルパイン10の抗体を作成し,蛋白レベルでも同様の現象が見られるか否かを検討したところ,有意ではないものの,同様の傾向が見られた.今後は,網羅的解析へと発展させ,より多数の候補遺伝子群を同定することにより,発症予測の精度を向上させたい.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Y.Sato: "Calpain 10 as a candidate gene for type 2 diabetes : Novel screening system using white blood cells of OLETFrats."Biol.Pharm.Bull.. 26. 1765-1768 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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