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2003 年度 実績報告書

^<13>Cを用いた呼気によるインスリン抵抗性測定法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 14657629
研究機関福岡大学

研究代表者

明比 祐子  福岡大学, 病院, 助手 (10312159)

研究分担者 勝田 仁  九州大学, 医学部, 助手 (50333240)
安西 慶三  福岡大学, 病院・講師 (60258556)
小野 順子  福岡大学, 医学部, 教授 (40108692)
キーワード肝のインスリン抵抗性 / グルコースクランプ / 呼気検査
研究概要

安定同位体であるD-〔U-^<13>C_6〕グルコースを経口負荷し、呼気中の^<13>CO_2を測定することにより、インスリン抵抗性の評価を試みた。
【対象】耐糖能正常者10名。(75g-OGTTを施行し、耐糖能正常と診断した健常者)
【方法】1)75g-OGTTを施行し、HOMA-Rなどインスリン抵抗性の指標を算出する。
2)正常血糖高インスリングルコースクランプ法を施行し、末梢(主に筋肉)のインスリン抵抗性の指標となるグルコース注入率を算出。3)空腹時にD-〔U-^<13>C_6〕グルコースを1mg/kg服用し、前から3時間後まで適宜呼気を採取し、呼気中の^<13>CO_2を測定する。4)グルコースクランプ法と呼気検査の結果を比較検討。
【結果】空腹時血糖とインスリン値より算出されるHOMA-Rとグルコースクランプ法におけるグルコース注入率とは従来からの報告と一致し、強い相関を認めたが、呼気検査の呼気中Δ^<13>Cは、HOMA-R、グルコース注入率いずれとも相関しなかった。
【考察】我々の過去の検討では、D-〔U-^<13>C_6〕グルコースを一定量服用させた場合、呼気中^<13>CO_2は体重と負の相関を認めた。今回は体重による影響を排除するため、1kg体重当たり1mgの投与量に変更し、検討した結果、体重、HOMA-R、グルコースクランプ法におけるグルコース注入率いずれとも相関を認めなかった。
今後さらに耐糖能正常者の例数を増やして検討後、耐糖能異常者に対しても同様に施行し、インスリン抵抗性の指標としての有用性を究明する。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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