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2002 年度 実績報告書

思春期糖尿病患者の性行動の実態と性教育の有用性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14657655
研究機関長崎大学

研究代表者

宮原 春美  長崎大学, 医学部, 助教授 (00209933)

研究分担者 前田 規子  長崎大学, 医学部, 助手 (90315268)
中尾 優子  長崎大学, 医学部, 助手 (40325725)
宮下 弘子  長崎大学, 医学部, 教授 (30209902)
キーワード糖尿病 / 思春期 / 性教育 / 性成熟 / リプロダクティブ・ヘルス / 性的アイデンティティ / ピア・エデュケーション / プログラム
研究概要

思春期、青年期における糖尿病は、彼らのセクシャリティの発達や性成熟を妨げることとなるため、それらに対するアプローチとして糖尿病患児に対して、性に関する健康教育が最も重要であるといわれているが、思春期糖尿病患児に対して系統的な性教育は殆ど行われていないことが文献検討により明らかになった。
一方、性教育分野では近年ピア・エデュケーション(仲間教育)の有用性が言われている。そのため思春期糖尿病患児に対する性教育に、このピアエデュケーションが応用可能ではないかと考え、ピア・エデュケーションプログラムの開発を試みた。まず、健康な思春期の子どもたちに対して二次性徴や受精、着床などについて楽しみながら学習するためのプログラムを作成し、2日間にわたって実施した。その結果、思春期の子どもたちに対するピア・エデュケーションは非常に有用であることがわかった。
さらにこのプログラムを応用して、糖尿病サマーキャンプに参加する子どもたち用のプログラムを開発し、試行的に教育を行った。低学年用プログラムでは二次性徴について、また高学年用では妊娠のメカニズムや月経のセルフケアを中心に展開した。実施後子どもたちは自分の身体について興味を示し、また一緒に参加していた保護者が性教育の意義について強い関心を示していた。しかし、今年度のサマーキャンプは参加者が少なく、十分な評価ができなかった。また、プログラム内容に若干の修正が必要であることがわかったので、来年度はさらなるプログラムの開発と保護者への対応を検討する予定である。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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