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2003 年度 実績報告書

介護老人保健施設における排尿誘導のイノベーション普及モデルの実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14657660
研究機関広島県立保健福祉大学

研究代表者

石野 レイ子  広島県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 講師 (60321220)

研究分担者 金城 利雄  広島県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 教授 (90290543)
キーワード老人保健福祉施設 / 排尿誘導 / イノベーション普及モデル / オムツはずし / 人権尊重 / 高齢者の生活の質
研究概要

本年度は、昨年度調査協力に快諾を得た老人保健施設において、1)おむつ使用者の排泄ケアの実態と介護・看護職者の排泄ケアに関する認識調査、2)介護・看護職者の排泄ケアに関する教育として「高齢者の失禁ケア」についての共同研究者による講演、3)排泄ケアの取組み計画の立案を実施した。
1)おむつ使用者の排泄ケアの実態と介護・看護職者の排泄ケアに関する認識調査
二施設298名の結果が得られた。看護職より介護職が多く、管理者は看護職で、経験年数は8年未満が大半を占めていた。これらの結果は平成5年度の療養型病床群の創設と一致している。おむつ使用者は尿・便意が無い、寝たきり、尿失禁がある、痴呆、座位や立位が不可といった状態が多く、おむつ交換は定時と随時を併用し、一日のおむつ交換回数は4-5回が58.2%、6-10回が41.8%であった。自由記述ではオムツはずしの思いは強いが、実際の取組みは困難と認識していた。
2)「高齢者の失禁ケア」の講演
約半数の職員が聴講していた。講演に対する自己評価の結果は、事前準備はしていないが、意欲的に参加し、尿失禁に対する基礎的知識の習得に有益であったと回答していた。また、排尿の生理や尿失禁の病態生理が多く、ケアや介護に直接役立つ内容の説明を要求していた。
3)排泄ケアの取組み計画の立案
講演終了後に施設での業務検討委員会が「おむつ使用・失禁のアセスメント」を作成し、おむつ使用者のアセスメントにプレテスト的に使用して、3年目の実践的取組みに向けた準備を進めている。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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