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2002 年度 実績報告書

スポーツとの類似性に基づくキーボード操作技能の向上方法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14658057
研究機関和歌山信愛女子短期大学

研究代表者

大山 輝光  和歌山信愛女子短期大学, 生活文化学科, 講師 (40271481)

研究分担者 三好 邦男  和歌山信愛女子短期大学, 生活文化学科, 講師 (10290462)
畑中 雅英  和歌山信愛女子短期大学, 保育科, 講師 (40290465)
室 みどり  和歌山信愛女子短期大学, 保育科, 教授 (10290446)
キーワードキーボード / 音楽 / リズム / タイピング / 情報教育 / リテラシー / 打鍵 / コンピュータ
研究概要

コンピュータやインターネットに興味を持ち、自由に活用するためには、時間的・身体的負担が少なく、最小限の努力で最大の練習効果が得られるようなキーボード練習方法が必要である。我々はキーボード練習過程において最も困難と考えられる、練習初期における反復トレーニングの負担軽減に向け、スポーツ科学における音楽リズムの効果に注目した学習システムを提案し研究調査を行った。そして今回は特に、音楽を聴きながら練習することがキーボード練習の時間的・身体的負担の軽減につながることを明らかにするため研究授業と夜間の集合研修による検証を行った。まず、指導方法と学習システムの問題点を明確化するため、決められた種類の音楽を聴きながら練習を行うグループと通常の方法で練習を行うグループに対する比較調査を行った。その後、事前調査の分析と協力者へのアンケート調査を行い、システムの見直しを行った。修正点と構築したシステムは次の通りである。
1.音楽を常に聴きながら練習するのではなく、時々聴きながら練習できるような学習システムとした。
2.無線ヘッドセットを利用したオーディオシステムと、パーソナルコンピュータとマルチメディアヘッドセットを利用した有線システムの2種類を構築した。
3.線ヘッドフォン側では、アンケート調査の結果、最も希望の多かった有線放送のJ-POPチャンネルを、パソコンとマルチメディアヘッドセットのシステムでは、クラシックや最新のCDアルバムなどを選んで聴きながら練習できるように設定した。
以上のシステムを用いて、研究参加の同意を得た小学生から63歳の男女363人について、音楽を聴きながらキーボード練習を行うグループと、通常の練習を行うグループを比較しながら、音楽とキーボード技能の関係を調査した結果、好きな音楽を聴きながら練習を行うことの有効性が確かめられた。

研究成果

(1件)

すべて その他

すべて 文献書誌

  • [文献書誌] 大山輝光, 三好邦男, 畑中雅英, 森崎陽子, 室みどり, 宇都宮洋才: "音楽を利用したキーボードリテラシーの改善"信愛紀要. Vol.43No.1. 19-24 (2003)

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公開日: 2004-04-06   更新日: 2016-04-21  

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