• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2002 年度 実績報告書

マルチカメラ映像からの物体の弾力性・柔軟性を考慮した3次元モデリングに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14658104
研究機関大分大学

研究代表者

大城 英裕  大分大学, 工学部, 助手 (80194091)

キーワード物体モデリング / コンピュータビジョン / 柔軟性 / 弾力性 / 一般化hough変換
研究概要

複数カメラ映像からの3次元の物体モデルの獲得は,コンピュータビジョンの分野での重要なテーマの1つである.しかし,より現実に近い物体モデルを得ようとすると,従来から行われていた非接触のセンサだけでのモデリングでは不可能である.実際に触れなければ,物体の弾力性や柔軟性を測定することはできない.本研究は,圧力センサを付けた指先で物体を触れながら,それと同時に物体の外形の変化をカメラで撮影することで,その物体の弾力性や柔軟性を推定しようとする試みである.なお,対象となる物体は,一様な材質で作られていることを前提とする.
まず,物体を三角格子状に近似した3次元の三角メッシュ構造で表現する.格子は接続点であるノードと,ノード間のリンクによって構成される.メッシュ構造に柔軟性・弾力性を持たせるため,反発の性質としてバネ,減衰の性質としてダンパをリンクに与える.
指先に圧力センサを付けて,モデリング対象を扱う映像を3台のカメラで撮影する.計測された圧力センサの時系列データと物体の形状変化に対し,一般化Hough変換を用いて全てのパラメタの組み合わせについて調べ,もっとも圧力データ,形状データに近い生成が行えたパラメタの組み合わせをモデル推定の結果とする.簡単な実験を行い本方式の有用性を確かめた.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hidehiro Ohki他: "An Approach for Elastic Object Modeling Based on Shape Change Caused by Touch Pressure"Proceedings of 9th Korea-Japan Joint Workshop on Frontiers of Computer Vision. 160-164 (2003)

URL: 

公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi