• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2002 年度 実績報告書

磁性流体ディスプレイの開発と制御手法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14658112
研究機関電気通信大学

研究代表者

児玉 幸子  電気通信大学, 電気通信学部, 助手 (10323883)

研究分担者 小池 英樹  電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 助教授 (70234664)
キーワード磁性流体 / メディアアート / インタラクション / ディスプレイ / 画像認識
研究概要

本研究は、児玉達が平成13年に発表した「音声に反応する磁性流体ディスプレイ」を、メディアアートに応用し、複数の電磁石によってさまざまな磁場を発生し、磁性流体の形状を変化させるハードウェアの開発と、磁性流体の形状が観客の声や手指の指示に反応する制御用ソフトウェアの開発を目的としている。平成14年度には、磁性流体のスパイク型形状を音声に連動させるインタラクティブインスタレーション作品に用いるソフトウェアの改良を重ねて、以下の展覧会において作品の展示発表を行った。
(1)「Mood River」展(Colunbus/Wexner Center for the Arts)、2002.4.24-6.30.
(2)「日本メディア芸術作品展2002-芸術と科学の融合-」展(中国北京市/中央美術学院美術館)、2002.8.24-9.1.
(3)「文化庁メディア芸術祭受賞作品展」(名古屋市/愛知芸術文化センター)、2002.10.29-11.4.
(4)「文化庁メディア芸術祭受賞作品展」(大垣市/ソフトピアジャパン)、2002.11.13.-11.15.
上記の展覧会等で公開した作品により、本研究は、平成14年度の情報文化学会芸術賞を受賞した。
展示活動と同時に、64個の小型電磁石によって構成する「平面型磁性流体ディスプレイ」のハードウエアを新たに開発した。これは、浅い容器に入れた磁性流体の表面に様々なパターンを形成し、磁性流体の形状をあたかも複数の小動物が活動しているように見せるエンターテインメントディスプレイである。現在、日立製画像認識ボードIP5005とビデオカメラを用いて、人間の手指の形や位置を画像認識し、それによって得られたデータを用いて「平面型磁性流体ディスプレイ」の表示をインタラクティブに動かすソフトウェアの開発と実装を進めている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 福田陽子, 児玉幸子, 小池英樹: "IP5005を用いたリアルタイムテクスチャ生成法"シンクロテクスチャ"の開発"電気通信大学サテライト・ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー平成14年度研究成果報告会プログラム要旨集. 131-132 (2003)

  • [文献書誌] 児玉幸子: "「磁性流体を用いた立体表示のダイナミクス-現象とCGの接点」JAGDA教科書コンピュータとデザイン第5巻(日本グラフィックデザイナー協会教育委員会編)"六耀社. 98-99 (2002)

  • [文献書誌] Sachiko Kodama, Y.Minako Takeno: "「Pulsate-Interaction interactive de fluido pulsante」 I FESTIVAL INTERNATCIONAL DE ARTE, CIENCIA Y TECNOLOGIA, DINAMICAS FLUIDAS > FLUID DYNAMICS"Madrid : Closas-Orcoyen. 86-87 (2002)

  • [文献書誌] 児玉幸子, 竹野美奈子: "「Protrude, Flow…磁力液」日本媒体作品展2002記念中日邦交正常化30周年(展覧会カタログ)"日本メディア芸術実行委員会. 98-99 (2002)

URL: 

公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi