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2003 年度 実績報告書

社会システム科学におけるエージェントベース・シミュレーションの標準設計技法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 14658124
研究機関千葉工業大学

研究代表者

新井 潔  千葉工業大学, 社会システム科学部, 教授 (20167977)

研究分担者 出口 弘  東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (60192655)
キーワードゲーミング / エージェントベース / シミュレーション / 人工社会 / 組織研究 / 人工知能 / 制度設計 / 方法論
研究概要

本研究の目的を、人工知能、情報科学などの工学分野と経済学、経営学、認知科学、社会心理学などいわゆる文科系分野の融合研究を促進するためのプラットフォームとしての共通の問題領域と問題解決のための方法論的基盤を整備すること、とした。
また、上記の目的を達成するために、以下の3つの研究目標を設定した。
(1)典型的なヒューマンエージェント・シミュレーションであるゲーミングシミュレーションの設計哲学をもとに、エージェントベース・シミュレーションのためのオブジェクト指向のシミュレーション設計技法を提案する。
(2)この設計技法を広く公開しできうる限りの開発事例を蓄積し、この設計技法の評価を行なう。
(3)国際的な研究集会において成果を発表し、日本発のオリジナルな研究として世界に発信する。
項目(1)の設計技法としては、出口が中心となり、スポットモデルという新規のモデル概念に基づき、SOARSというエージェントベースモデリングのための言語を開発した。これは、これまでの言語に、画面上の表現に力を入れすぎるために生じる制約、あるいはセルオートマトンというモデル表現上の制約があったが、これらの制約を克服する画期的な言語である。
項目(2)については、SARSのシミュレーションを除いて、開発事例はないので、今年度中に多くの事例を蓄積し評価する予定である。
項目(3)については、日本学術会議と日本シミュレーション&ゲーミング学会の共同主催による国際シミュレーション&ゲーミング学会大会における特別セッションAgent Based Modeling Meets Gaming Simulation (2003年8月)に当研究の成果の一部を発表し、貴重な反響を得た。この成果は、今年2004年秋に、Springer-Verlagから、発表された42の論文のうち論文審査を通過した13の論文を集めた会議録が出版される予定である。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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