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2002 年度 実績報告書

心拍動下心内手術支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 14658286
研究機関名古屋大学

研究代表者

上田 裕一  名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (80314011)

研究分担者 新井 均  本多電子株式会社, メディカル事業部, 研究員
小林 和人  本多電子株式会社, 研究開発本部, 研究員
秋田 利明  名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (30167837)
キーワード心臓手術 / 超音波診断装置 / 術中診断装置
研究概要

心拍動下心内手術支援システムの開発のために直視型超音波診断システムを開発した。このシステムは直視型超音波診断装置および直視的マップ図作成のためのコンピューターシステムの両者の開発を必要とする。平成14年度は既存の超音波診断装置を改良し、直視型超音波診断装置のプロトタイプを試作するとともに、得られた膨大な超音波信号から直視的マップ図を作成するコンピューターソフトの開発を試みた。
超音波診断装置は既存の眼科用超音波診断装置(本多電子社IS-500)のリニアプローベ(本多電子社TL-750)を改造した。リニアプローベを機械的に平行移動させ、観察領域の距離情報を短時間に繰り返し取り込むことのできる直視型超音波診断装置を本多電子社にて試作した。
同時に、直視型超音波診断装置から得られた距離情報から直視的マップ図を作成するためのコンピューターシステムの試作を行った。本多電子社製整形外科用超音波診断装置(HS-1201)のコンピューターシステムをもとに観察領域から得られた超音波の距離情報を二次元的に再構築し、コンピューターグラフィック上に直視的マップ図を作成するコンピューターシステムを本多電子社にて試作した。
試作したプロトタイプの直視型超音波診断システムは、ブタを用いた動物実験により、開胸心拍動下に心内構造物を観察し、評価した。現在の直視型超音波診断システムでは、時間追従性が悪く、秒10コマの観察しか行なえないため、今後、スキャンスピードの向上を予定している。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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