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2004 年度 実績報告書

遠隔コミュニケーションを実現する知的ウェアラブルロボットの研究

研究課題

研究課題/領域番号 14702031
研究機関弘前大学

研究代表者

妻木 勇一  弘前大学, 理工学部, 助教授 (50270814)

キーワードウェアラブルロボット / ヒューマンコミュニケーション / テレイグジスタンス / テレコミュニケーター / 遠隔操作 / 物理メディア / インターネット / テレロボティクス
研究概要

本年度の成果を以下に示す.
1.能動ディスプレイの開発
昨年度設計した能動ディスプレイの詳細設計を行い,実際にこれを構築した.本ディスプレイは,操作者の頭部運動に合わせて液晶ディスプレイを駆動することにより,常に操作者の正面にディスプレイを提示するシステムである.ディスプレイと同時にテレコミュニケーターの頭部を動かすことで,見たい方向を自由に見ることができ,高い臨場感を提示することができる.開発した能動ディスプレイは,球面5リンクパラレル機構を用いており,運動学の解析も行った.
2.T3と双方向テレイグジスタンスシステムの開発
昨年度,設計・開発したT3の基本動作を実現させた.また,T3と能動ディスプレイを組み合わせることで,双方向のテレイグジスタンスシステムを構築する準備が整った.
3.揺動補正制御の確立
これまで開発してきたT1とT3と呼ぶ二つのテレコミュニケータシステム上において装着者の動きを補正する制御系を構築した.具体的には,ジャイロセンサを用いて空間安定化を図った.これによって,装着者の動きに関らず,一定の方向を向き続けることが可能となった.これらの制御はカメラ部を搭載している頭部だけではなく,腕部にも適用し,より効果的なポインティング動作を実現できるようになった.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] ウェアラブル型双方向テレイグジスタンスシステムの開発2005

    • 著者名/発表者名
      田村哲也, 河合聡志, 妻木勇一, 葛西昭治
    • 雑誌名

      ロボティクス・メカトロニクス講演会'05講演会 (in press)

  • [雑誌論文] 能動ディスプレイ2004

    • 著者名/発表者名
      妻木勇一, 佐藤拓也, 河合聡志
    • 雑誌名

      日本バーチャルリアリティ学会第9回大会論文集

      ページ: 443-444

  • [雑誌論文] テレコミュニケーターT3の開発2004

    • 著者名/発表者名
      田村哲也, 妻木勇一, 葛西昭治
    • 雑誌名

      日本バーチャルリアリティ学会第9回大会論文集

      ページ: 471-472

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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