• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2002 年度 実績報告書

「学習障害」等の特別な配慮を必要とする児童生徒への教育的対応に関する日英比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 14710171
研究機関茨城大学

研究代表者

新井 英靖  茨城大学, 教育学部, 講師 (30332547)

キーワード学習障害児 / 特別支援教育 / インクルージョン
研究概要

本研究では、「学習障害等の特別な配慮を必要とする児童生徒の教育的対応」に関して、日本と英国の現状と課題を比較することを目的として研究を進めた。今年度は、日本の現状と課題として、LD及びADHD児の教育的対応に関する学校現場での対応方法の聞き取りを行うとともに、神奈川、千葉、茨城の自治体にLD児等に対する教育的対応の現状と課題について聞き取り調査を行った。英国の現状と課題については、ロンドン・ニューハム教育局を訪問し、小学校および特別学校におけるLD児等への対応の方法について訪問調査を行った。
その結果、日本の教育的対応はLD児等を「差異化」して対応する特徴がある一方で、英国ではLD児を含めた多様な特別なニーズをもつ子どもへの対応を提供するといった特徴があった。こうした研究成果の一部を、平成14年度上越教育大学で開催された日本特殊教育学会シンポジウムにおいて報告し、また茨城大学で行われた障害児教育実践の学習会において「日本の特別支援教育と英国のインクルージョン教育」というテーマで講演を行い、現状報告を行った。また、自治体調査の報告を、平成15年7月刊行予定の「地方分権下の特別支援教育」(仮称)で発表することとなった。
今年度は情報収集を中心に行ったため、LD児等への具体的な支援方法や英国の小学校での実践報告を論文にまとめることができなかった。今年度、収集した情報を来年度、論文として発表する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 新井英靖(分担執筆): "地方分権化の特別支援教育"クリエイツかもがわ(仮称)(予定). 200 (2003)

URL: 

公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi