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2003 年度 実績報告書

軽度知的障害及び学習障害等のある生徒に対する後期中等教育段階の支援に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14710213
研究機関独立行政法人国立特殊教育総合研究所

研究代表者

佐藤 克敏  独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 知的障害教育研究部, 主任研究員 (20310360)

キーワード軽度知的障害 / 学習障害 / 後期中等教育 / 移行支援
研究概要

本研究は、海外の通常の高等学校に在籍している軽度知的障害・学習障害等のある生徒への支援目的、内容、体制及び学校内外のリソースを含む支援のネットワーク等について分析し、後期中等教育段階における軽度知的障害・学習障害等のある生徒に必要な支援のあり方について検討することと同時に、我が国において行っている支援について、通常の高等学校等を対象とした調査を行い、我が国のそれぞれの後期中等教育機関での今後の教育やこれらの生徒への支援のあり方について考察することを主な目的とした。
オーストラリア南オーストラリア州アデレード市における知的障害のある人を対象とした卒業後の進路や学習について、フリンダース大学,キャリアー・システム,地域のコミュニティーセンター等を訪問し,実地調査を行った。
フリンダース大学,コインダ・コミュニティーセンター,カメドゥン・コミュニティセンター,キャリア・システムを訪問し,情報を収集した。フリンダース大学では,知的障害のある人が支援者(メンター)の補助を得て,大学の通常の科目を聴講生として受講するプログラムを実施していた。このプログラムの主な目的は,知的障害のある人の社会的ネットワークの形成であるということであった。また,LD等の障害のある学生に対しては,大学にディサビリティ・リエゾン・オフィサーという障害学生支援を行う職員がおり,相談とコーディネーションを行っていた。アデレード市のコミュニティーセンターでは,地域の人の生涯学習のための多様なプログラムを実施しており,知的障害のある人向けのプログラムがあったり,通常のプログラムの中に,知的障害のある人が参加したりしていた。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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