• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2003 年度 実績報告書

日蘭双方の史料から見たオランダ風説書の史料学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14710228
研究機関東京大学

研究代表者

松方 冬子  東京大学, 史料編纂所, 助手 (80251479)

キーワードオランダ / オランダ風説書 / 別段風説書 / ウィレムII世の開国勧告
研究概要

1、学術研究支援員を雇用し、i)オランダ風説書の情報源となった「東インドの情報」「本国の情報」について、若干のデータを採集した。ii)オランダ植民省文書(公開文書)のインデクスの中からオランダ風説書・別段風説書の終焉に関する史料を操した。iii)1841・1846・1847年の別段風説書蘭文テキストの翻刻を行なった。
2、佐賀県立図書館寄託鍋島家文庫において調査を行ない、従来伝存が確認されていなかった1845年の別段風説書和文テキストの存在を確認し、翻刻し史料紹介を執筆した(『論集きんせい』26号、2004年5月掲載予定)。また、同調査により、伝存数が極めて少ない、1844・1846年の別段風説書写本の写真も入手した。
3、1840〜1845年の別段風説書の和文テキストについて、従来伝存が紹介されていたもの(写本毎の採録年次は必ずしも紹介されていなかった)も含め、なるべく悉皆的に閲覧をし、写本名と採録年次を特定した(成果は2の史料紹介に反映)。
4、長崎県立長崎図書館及びシーボルト記念館所蔵のオランダ風説書・別段風説書を悉皆的に閲覧し、特に長崎図書館所蔵の長崎奉行所伝来写本について詳しく調査した。
5、ウィレムII世の開国勧告に関する日本側の最良の史料である一橋大学附属図書館所蔵『阿蘭陀本国船一件』の全冊撮影を依頼し、紙焼きを作成した。
6、1846年の日本商館における別段風説書をめぐる動向について2稿を成稿した(1稿は裏面業績目録参照、2稿目は『日本歴史』671号、2004年4月掲載予定)。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 松方 冬子: "一八四六年の別段風説書と日本商館"日蘭学会通信. 106. 4-5 (2003)

URL: 

公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi