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2002 年度 実績報告書

埴輪工人の識別および埴輪工人集団の内部構造についての考古学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14710276
研究機関大谷女子大学

研究代表者

犬木 努  大谷女子大学, 文学部, 助教授 (40270417)

キーワード埴輪 / 埴輪工人 / 埴輪工人集団 / 分業 / 同工品 / 分類
研究概要

本年度は、下記に掲げる諸古墳から出土した各種の埴輪について、古墳ごとに詳細な資料調査を実施した。
関東地方においてはこれまでの研究成果に基づいて、いわゆる下総型埴輪およびその前段階の埴輪についての詳細な資料調査を実施した。具体的には茨城県行方郡牛堀町日天月天塚古墳、千葉県印旛郡栄町龍角寺101号墳、同印旛郡印旛町西の原1号墳、同市川市法皇塚古墳、同市川市明戸古墳、同野田市東深井古墳群、同流山市中野久木谷頭古墳、同我孫子市子の神7号墳出土の円筒埴輪・形象埴輪についての悉皆調査(調査検討・観察・写真撮影・調書作成・計測)をおこなった。一部の資料は昨年度以前からの継続調査であり、また一部の資料については来年度も継続する予定である。現在までにこれらの調査記録や写真資料の整理作業もほぼ終了しており、研究成果については近々公表の予定である。各古墳の埴輪製作に携わった工人集団および工人の全体像を検討するための基礎データが蓄積されつつある段階である。この他、関東地方以外については大阪府羽曳野市五手治古墳、和歌山県和歌山市車駕之古祉古墳、奈良県石見遺跡・室宮山古墳、京都府綾部市私市円山古墳、滋賀県野洲町大塚古墳、岡山県西山古墳群・金蔵山古墳、三重県宝塚1号墳、広島県三玉大塚古墳、大分県亀塚古墳、宮崎県西都原169号墳の各古墳から出土した円筒埴輪・形象埴輪についての調査をおこなった。
また、11月23日・24日に早稲田大学において開催された第3回大学合同シンポジウム「埴輪を見分ける」にパネラーの一人として参加し、本研究の成果も踏まえて「埴輪同工品論の論理と方法」と題する発表をおこなった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 犬木 努: "埴輪同工品論の現在"季刊考古学. 第79号. 11-15 (2002)

  • [文献書誌] 犬木努ほか: "埴輪を見分ける 予稿集"大学合同考古学シンポジウム実行委員会. 154 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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