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今年度は、五月から二月までの十ヶ月間内地研究をしていたため、「四国史」宣命のテキストデータをコンピュータに入力する作業を中心に行った。今年度行ったことは、(1)『類聚名義抄』や九条本の『祝詞』の訓を参考に、「四国史」宣命の訓みを確定する(2)「四国史」宣命のテキストをコンピュータに入力する(3)「四国史」宣命の索引を作るため、入力したデータをXMLの形式に整形するの三点である。
(3)の宣命のXMLについては、現時点では国立国語研究所の作成している「太陽コーパス」の形式を参考にしているが、今後は宣命の形式に最適なタグ付け方法を自ら考案していく必要がある。
また、今後は「四国史」宣命の漢字索引・語彙索引を作るために、(1)未収集の諸本や江戸時代から現在までの宣命研究書の収集(1)平成12・13年度の二年間で集めた「四国史」宣命の校合作業を行い、宣命のXMLの中に、諸本の校合結果を合わせて示す様式の考案などを行う必要がある。
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