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2002 年度 実績報告書

復帰後の沖縄と日米関係、1972-2002年-「本土並み」化への追求-

研究課題

研究課題/領域番号 14720067
研究機関大阪大学

研究代表者

ELDRIDGE R・D  大阪大学, 大学院・国際公共政策研究科, 助教授 (50335329)

キーワード沖縄 / 日米関係 / 日米同盟 / 安全保障 / 基地問題
研究概要

今年度は、沖縄が日本復帰してから、30周年であった。幸いに、復帰30周年は、沖縄の返還とその後歩んできた道を考えて研究する機会を与えた。
本研究の実績(沖縄と日米関係に関する主な論文)は、別紙のとおりである。それ以外に、同テーマについて約15点の日英両語の論点やインタビューもある。
今年、研究発表と、調査という二つの柱で研究を進めた。
研究発表として、歴史的(50年代と60年代)の沖縄と日米関係についての研究発表をしてから、現在の安全保障関係やいわゆる沖縄問題も紹介した。特に、21世紀にむけて、沖縄政策の改善策を提示していた。
調査として、沖縄返還史、70年代と90年代の基地再編計画、復帰後の沖縄の社会と政治などを調べてきた。歴史的な背景や実際の政策、政治過程の理解は、現在の問題を理解するために欠かせないからである。ほぼ計画通りに実施してきたが、テーマ別(基地再編、知事選などの復帰後の政治)を徹底的に調べることによって、とりあえず区切りとなっていた冷戦終焉(1989年)後まで調査するようになった。
調査方法として、当時の関係者にインタビューをし、当時の資料および新聞記事などを閲覧してきた。沖縄、東京、米国などまでは数回にわたって資料収集を行った。
来年度に、以上の調査を踏まえて、70年代、80年代、そして90年代の復帰後の沖縄と日米関係を調べ続け、研究発表(復帰後の政治、復帰後の知事選など)を行う予定である。なお、出版する予定の本(7章前後構成)の下書きも開始した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Robert D.Eldridge: "Okinawa and U.S.-Japan Relations in the 21^<st> Century : Bilateral and Trilateral Approaches to a Sounder Okinawa Policy"Occasional Papers of the Research Institute for Peace and Security. 1-60 (2002)

  • [文献書誌] Robert D.Eldridge: "U.S. Security Strategy and U.S. -Japan-China Relations"An Alliance for Engagement: Building Cooperation in Security Relations with China. (本). 113-128 (2002)

  • [文献書誌] ロバート D エルドリッヂ: "米国の安全保障政策と米日中関係"日米同盟と中国. (本). 119-134 (2002)

  • [文献書誌] ロバート D エルドリッヂ: "沖縄の危機は深まっている-日米沖三者への実践的提言"論座. 第88号. 182-189 (2002)

  • [文献書誌] ロバート・エルドリッヂ: "小笠原と日米関係、1945-1968"小笠原学ことはじめ. (本). 245-270 (2002)

  • [文献書誌] Robert D.Eldridge: "Report from Naha: The U.S. Consuls General and the Okinawa Problem in the 1950s"国際公共政策研究. 7・1. 1-17 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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