研究概要 |
前年度に行った空間的部分均衡モデルを用いた研究を(2003)"A Spatial Equilibrium Analysis of Regulatory Reform in Japan's Electric Power Industry", May 15,GRIPS Research Report Series I-2003-0001(with S.Akiyama).として公表し、また、経済産業研究所における電力自由化研究会においても口頭報告した。さらに、この研究成果をもとに、より詳しい発電設備情報とコスト情報を入れたモデルを構築し始めているところである。 応用一般均衡モデルとしては、(2000)"The Deregulation of Japan's Electricity Industry", GRIPS Research Report Series I-2000-0002, October 4.で行ったフレームワークに基づいて、地球温暖化ガスの排出量とその社会的費用を考慮した拡張を施し、現在、学術雑誌に投稿審査中である。ここで用いられた応用一般均衡モデルの一般的性質に関して、(2003)「ハンドブック応用一般均衡モデリング …プログラムからシミュレーションまで…」,5月12日,未公刊草稿(我澤賢之,橋本日出男との共著).として研究成果をまとめた。これは、平成16年6月頃に東京大学出版会から刊行される予定であり、現在、校正作業中である。
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