• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2003 年度 実績報告書

日本企業の輸出におけるPTM行動―関税データを利用したパネル分析

研究課題

研究課題/領域番号 14730075
研究機関明治学院大学

研究代表者

佐々木 百合  明治学院大学, 経済学部, 助教授 (10272767)

キーワードPTM行動 / 輸出 / 為替相場 / パス・スルー / 関税データ / 輸入 / 新しいオープンマクロモデル
研究概要

平成15年度は、データの収集・整理、実証研究を行った。
実証研究は、最近の新しいオープンマクロ経済学の視点からの研究として、日本の輸入のパス・スルーの計測を行った。現段階では、マクロデータを用いた輸入分析と、日本関税協会の9桁品目を利用したアジアからの輸入のパス・スルーの計測を行った。
マクロデータを用いた分析では、特に、国別財別の分析を行い、国・財によって、パス・スルーが異なることを確認した。80年代から90年代にかけて、日本の貿易に占めるアジアのシェアが急激におおきくなっているため、日本が貿易価格から受ける影響も大きく変化していると考えられる。
そこで、第二に行ったのが、関税データを用いた分析である。関税データの9桁分類は、かなり細かい分類であり、かつ、相手国別にデータがあるので、比較が容易である。そこで、アジアをとりあげて、それらの国々からの輸入トップ30位の品目から、分析可能な品目を選定して、それらの品目について分析を行った。
これらの分析は、分析方法にまだまだ工夫が必要なので、引き続きこれらの計測を続ける予定である。

URL: 

公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi