14年度の研究実績と概要 本研究は、企業業績と人的資源管理システムの関連性を明確にすることにある。これまで、人的資源管理(human resource management:以下、HRM)システムと組織の業績の関連性は、米国あるいは英国の研究者によって研究されてきた。しかし、日本においては、「高業績パラダイム(high-performance paradigm)」と企業業績に関する実証研究は少ないといえる。 14年度の研究は前回提出された研究計画に沿って行われた.これは(1)高業績パラダイムに関する最新学術文献の広範囲なレヴュー、(2)公で入手可能なデータベースリソースからレヴューによってリサーチのための企業の選定、(3)企業インタヴューと(4)測定スケール開発、の4ステップを踏んで行われた. 広範囲文献レヴューに基づいてEBSCOビジネスソースプレミアにおいて可能なHRMに関連した文献を見てみると、最近出版された文献の中で、パフォーマンスとHRMに関連した様々な前出のリサーチが認識できた. 調査とインタヴューの検索で潜在企業を同定するのに東京経済データベースを利用した.これは外資系企業と日本企業の両方に適用した.先述のデータサンプルは調査分析された企業のための公のデータソースから選ばれた.これはホームページ上で得られる優良企業のデータについての広範囲レヴューも含まれる. 選出された企業へのインタヴューは追加インタヴューと予定された質問事項による調査のために確定された研究変数の関連性を決定されるために行われた.この企業インタヴューはその過程にあり継続の予定である. 本研究の現在状況は発展状態スケールにおいて記述され、先に確かめられたこの状況の完成は発表の予定である.
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