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2002 年度 実績報告書

クーロン分解法による天体核反応rpプロセスの研究

研究課題

研究課題/領域番号 14740149
研究機関東北大学

研究代表者

岩佐 直仁  東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (50322996)

キーワード天体核反応 / 不安定核ビーム / クーロン分解法
研究概要

CNOサイクルからbreak outする反応の1つと考えられている^<15>N(p,γ)^<16>O(p,γ)^<17>F(p,γ)^<18>Ne(2p,γ)^<20>Mg反応群の反応率は、最も反応率の低い^<18>Ne(2p,γ)^<20>Mg反応率で決まると考えられている。我々は^<18>Ne(2p,γ)^<20>Mg反応率の導出に必要な^<20>Mgの励起状態のエネルギーと換算遷移確率を導出する為、^<20>Mgクーロン分解反応実験を計画している。本年度は平成15年度に実験を行う為、実験準備を行った。
理化学研究所で既存の装置を用いて、天体核反応のrpプロセスに関連した^<23>Alのクーロン分解反応実験、^<27>Pのクーロン分解反応実験を行った。主に測定回路、データ収集系の構築を担当した。精密なデータ解析は立教大学の学生が行っている。来年度予定している^<20>Mgクローン分解反応実験では、さらに大角度に散乱された陽子も測定する必要がある。我々は、シリコン検出器の準備と架台の設計、回路系の購入を行った。
RIビーム中の大部分は実験には必要で無い不純物の核子である。これまでの実験では、不純物がビーム強度に強い制限を加えていた。これらの核子を取り除く目的で、平成14年度、理化学研究所加速器実験施設にRFディフレクターが設置された。本年度テスト実験を行い、ビーム中の不純物のほとんどを取り除くことが可能であることが分かった。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] R.Kanungo, N.Iwasa, et al.: "Experimental Evidence of Core Modification in the Near Drip-Line Nucleus ^<23>O"Physical Review Letters. 88. 142502 (2002)

  • [文献書誌] T.Suzuki, N.Iwasa, et al.: "Momentum Distribution of ^<15>B Fragments from the Breakup of ^<17>B"Physical Review Letters. 89. 012501 (2002)

  • [文献書誌] K.Yoneda, N.Iwasa, et al.: "Gamma-Ray Spectroscopy of ^<34>Mg via RI Beam Fragmentation"Nuclear Physics. A701. 437c (2002)

  • [文献書誌] U.D.Pramanik, N.Iwasa, et al.: "Measurement of the Dipole Response of Neutron-Rich Nuclei in the A〜20 Region"Nuclear Physics. A701. 199c (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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