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2003 年度 実績報告書

高周波パラメトリック磁気センサの実用化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14750359
研究機関長野工業高等専門学校

研究代表者

柄澤 孝一  長野工業高等専門学校, 電気工学科, 助教授 (80249789)

キーワードパラメトリック発振 / 磁気センサ / 磁束応答形
研究概要

平成15年度は,まずパラメトリック発振周波数にほぼ等しい磁気ヘッドと時変キャパシタのLC並列共振回路の共振周波数を決定するために磁気ヘッドの製作を行った。磁性薄帯には,幅5mm,長さ25mmのアモルファス磁性薄帯を用いて,絶縁紙を施し,その上に3回のコイルを巻いて製作した。製作したヘッドの周波数特性をネットワークアナライザ測定したところ,370MHz程度でヘッド自身の共振が生じる結果が得られた。また,これまでの研究成果で,ヘッドの性能係数Qが低すぎると(Qが1.5以下),LC並列共振回路での損失が大きくなり,時変キャパシタを励振しエネルギーを回路に加えても,パラメトリック発振しづらい傾向があった。試作したヘッドについては,320MHz以上になると,Qが1.5を下回る結果が得られた。そのため,パラメトリック発振周波数は320MHz以下(励振周波数は640MHz以下)に設定しなければならないことが明らかになった。パラメトリック発振周波数をあげるには,ヘッド自身の共振周波数をあげ,さらに性能係数を1.5以上高く出来る磁性材料を使用する必要がある。当初の目標は,パラメトリック発振周波数を400MHz程度に設定するはずであったが,目標より低めに設定することにした。現在,磁気ヘッドと可変容量ダイオードブリッジを用いた時変キヤパシタによるLC並列共振回路の共振周波数が320MHz以下になる組み合わせを検討している。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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