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2003 年度 実績報告書

河口・沿岸域の水環境管理支援のための実時間的情報提供システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 14750432
研究機関長崎大学

研究代表者

西田 渉  長崎大学, 工学部, 助教授 (20253635)

キーワード数値モデル / 広域情報システム / 大域的最適化 / パラメータ自動推定
研究概要

沿岸域で持続可能な開発を行うには、開発行為に伴う環境影響を高い確度で予測しておくと共に、ミチゲーションの観点から影響の回避・軽減のための対策が事後の環境管理に反映されねばならないこと、等に鑑み、水工学的に水域の流動状況を実時間的に予測し、インターネットを使って、予測情報を広域的に配信する手法の構築を行った。併せて、水質変化のシミュレーションモデルに関して、代表的な大域的最適化手法の一つであるGenetic Algorithm (GA)や、Adaptive Cluster Covering Method (ACCO手法)を用いて、物質変化に関わるモデルパラメータの推定方法について検討した。
水域の流動予測に関しては、3次元レベルモデルの妥当性の検討が、幾つかの試行計算の結果に基づいてなされている。本研究で開発されたモデルは、汎用型の水理モデルとして拡張・開発されている.さらに、このレベルモデルは、ケーススタディとして、諌早湾並びに島原湾への適用が図られ、WWWを用いた流動情報システムのシミュレーションエンジンへ応用された。流動情報システムについては、インターネットに接続された端末からの利用が可能なものとして構築され、試験運用されている。つぎに、シミュレーションモデルのパラメータの推定方法に関する検討については、物質循環モデルを対象に、各手法の実際的な適用性を検討しており、国内外で開催された学会において、成果の発表を行った。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 西田渉: "諌早湾湾口部における物質の流動予測に関する研究"長崎大学工学部研究報告. 第33巻. 123-128 (2003)

  • [文献書誌] 西田渉: "内湾における潮流予測結果の提供手法に関する研究"長崎大学工学部研究報告. 第33巻. 129-134 (2003)

  • [文献書誌] 西田渉: "水質問題のモデル構築・解析と環境情報の発信"平成15年長崎大学公開講座テキスト「未来指向型の水環境整備」. 151-162 (2003)

  • [文献書誌] W.Nishida: "Development of the tidal current forecasting system on Internet"Proc.of 6^<th> Int'1 conf. On Hydroinformatics. (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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