研究概要 |
I 競技者の視線追跡手法の開発 視線動解析システムの開発を行った.二台のCCDカメラから構成される二台同期デジタルカメラ動画入力システムを使用し,同時刻(20Hzで撮影)の画像を取得(長さは数秒程度),画像内のボールと頭部を自動追跡する手法を開発した.このシステム作成の成果の一部(類似度指標の最適化)を,INDOOR AIR 2002においてDevelopment of a Measurement Method for Air Current by the Use of Balloons for Gravity Freeと題して発表した. 類似度指標は以下の3指標を検討し,精度が高く,計算速度の速いものとして,(2)が最もよい結果を示した.ただし,この結果は背景が比較的複雑でない環境のもとで実験が行われており,実際の使用状況ではなんらかのチューニングが必要かもしれない. 【numerical formula】 D:距離,N:計算対象PIXELの数 (1) 【numerical formula】 D:距離 (2) 【numerical formula】 D_i:中心からの距離,N_i:計算対象PIXELの数 (3) II 競技者へのアンケート調査とスポーツビジョン分野からの情報・資料収集 スポーツビジョン分野の文献等から情報を収集した. III フィールドスタディによる視線動のデータベース化 バレーボールを対象に数回の撮影を実施した.
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