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2002 年度 実績報告書

局地気象予報データの近未来の空調熱負荷予測への応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14750496
研究機関鹿児島大学

研究代表者

曽我 和弘  鹿児島大学, 工学部, 助教授 (00336322)

キーワード局地気象予報 / AMeDAS / 気象台 / 熱負荷 / 気温 / 相対湿度
研究概要

1.局地気象予報データの自動収集プログラムの開発
日本気象協会から842地点の局地気象予報データを自動収集するプログラムを開発した。主な機能は、1)収集スケジュール機能、2)サーバへの自動ログイン機能、3)データダウンロード機能、4)データフォーマット変換機能、5)データ保存機能を有する。これらはJava言語で作成した。
2.局地気象予報データの収集とデータベースの構築
全国の842地点を対象に、2002年4月1日〜12月31日まで、上記のプログラムを用いて局地気象予報データを収集した。収集データは毎日5時、17時に発表される向こう48時間先までの気温,相対湿度,風向,風速,降水量,天気概況の時別予報値である。これらを日本気象協会のサーバから鹿児島大学のPCにダウンロードした。更に、データ変換して局地気象予報データベースを構築した。
3.AMeDASと気象台による観測値データベースの構築
局地気象予報の予報誤差を検証する目的で、AMeDASおよび気象台の観測データを収集し、データベースを構築した。AMeDASデータは約840地点、気象台は約160地点のデータである。
4.局地気象予報の予報誤差の検討
空調熱負荷に強く影響を及ぼす気温、相対湿度の予報誤差(RMSE、MBE)を定量的に明らかにした。気温の誤差は平均的に1.6〜2.5℃、相対湿度は10〜20%であることが明らかとなった。気温、湿度ともに誤差が大きく、直接、熱負荷予測や日射量、大気放射量の推定に利用することは問題であり、予報誤差を改善する方法の開発が不可欠であるという知見を得た。
5.気温予報誤差の改善方法の検討
上記の知見に基づいて、気温の予報誤差を時系列解析し、過去の気温予報誤差から1時間将来の予報誤差を予測する時系列モデルを構築した。また、このモデルを用いれば気温の平均誤差を1℃前後改善できる場合があることを明らかにした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 曽我和弘: "建築環境予測への局地気象予報データの応用 その1 気温と湿度の予報誤差の解析"日本建築学会学術講演梗概集、環境系. (発表予定). (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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