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2002 年度 実績報告書

商店街の公私領域が地域の居場所づくりに果たす役割

研究課題

研究課題/領域番号 14750505
研究機関名古屋大学

研究代表者

小松 尚  名古屋大学, 大学院・環境学研究科, 助教授 (80242840)

キーワード商店街 / 商店 / 居場所 / 店先空間 / 私的利用 / 喫茶店
研究概要

本年度は以下の考察を行った。
(1)名古屋市内の5つの商店街を事例に,商店の店先に陳列された商品や看板,ベンチなどの実測を元に,その空間的パターンを抽出し,それぞれの特質を分析した。これに店主の意図や商店街としての取り決めなどを加味して,商店の店先の使われ方及び商店が店先の公共空間を私的利用して商売の場を公共空間にまで拡大した際に形成される公私中間領域としての店先空間の特質について,考察した。
(2)商店街の中で,私空間でありながら公的な空間性を有する場所の例として喫茶店に着目し,喫茶店がいかなる要因をもって地域住民の日常生活上の居場所になっているかについての考察を行った。名古屋市内の3商店街を事例に,商店街およびその周辺に住む住民を対象にして,頻度や同行者など喫茶店利用についてのヒアリング調査を行い,状況把握をした。さらにその発言を元にして,商店街の喫茶店を場所の固有性と社交性の観点から整理し,地域住民にとっての喫茶店の位置づけを明らかにした。
この成果は,研究論文3編にまとめて投稿し,発表した

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 木村 篤, 小松 尚: "商店による公共空間の私的利用〜商品等の溢れ出しにみる私的領域の形成要因〜"日本建築学会大会学術講演梗概集. E-1. 1001-1002 (2002)

  • [文献書誌] A.Kimura, H.Komatsu: "The private use of publicc street by arrangement of goods"The proceedings of the 5^<th> international symposium for environmental-behavior studies. 417-424 (2002)

  • [文献書誌] 木綿愛子, 小松 尚: "居場所としての地域型喫茶店に関する研究"日本建築学会東海支部研究報告集. 第41号. 661-664 (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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