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2004 年度 実績報告書

前近代及び近代日本の建設資料・産業構造の研究

研究課題

研究課題/領域番号 14750529
研究機関東京大学

研究代表者

藤尾 直史  東京大学, 総合研究博物館, 助手 (70334290)

キーワード前近代 / 近代 / 江戸 / 明治 / 建築土木 / 建設資料 / 建設産業 / 産業構造
研究概要

本年度は3年計画の最終年度へあたっている。そこで過去2年間比較的ふれる機会が少なかった課題へも年度当初から積極的に取り組んでいった。その結果、研究開始当初の想定を超える成果も得ることができた。例えば画像資料に関するものである。当初は想定外だった画像資料もとくに文字資料と関連づけた形で一定の成果を得た。時代的には当初掲げた江戸中期、江戸後期+明治初期、大正+昭和初期のうち、よりあとの時代へ重点をおいた。成果は一端ではあるが既に公表済みである。そこからさらに踏み込んで、平行して進めているほかの研究との境界的な領域を、本研究の枠組みへ取り込むことも実施した。例えば大学博物館の学術標本資料の生産史的研究もそのひとつである。大学の建築は江戸東京の公的工事研究の延長上で新知見を得た。また大学の肖像・台座・レリーフなどの美術作品も、建築と同じように新知見といいうるものを得るにいたった。成果の一端はやはり既に公表済みである。これらの取り組みと平行して、本研究の中心的な課題である前近代的なもの、前近代から近代へひきつがれたものの、以上のうちとくに後者について、過去2年間で得られた成果を踏まえつつ、公的工事、官庁工事、道路工事を中心にさらに掘り下げていった。成果はやはり一端ではあるが既に公表済みである。既発表の研究成果および今後発表予定の研究成果は、全体として既発表の研究成果の意義を再確認するとともに、それらを一層前進させたものとなる。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (6件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 博覧会と東京帝国大学の分科大学体制2005

    • 著者名/発表者名
      藤尾直史
    • 雑誌名

      日本建築学会研究報告九州支部 計画系 44

      ページ: 717-720

  • [雑誌論文] 東京帝国大学図書館のレリーフについて2005

    • 著者名/発表者名
      藤尾直史
    • 雑誌名

      日本建築学会東海支部研究報告集 43

      ページ: 737-740

  • [雑誌論文] 公的工事をめぐる歴史的諸課題の再検討2004

    • 著者名/発表者名
      藤尾直史
    • 雑誌名

      日本建築学会建築生産シンポジウム論文集 20

      ページ: 155-162

  • [雑誌論文] 東京大学大講堂・図書館の立地・立面・工事体制2004

    • 著者名/発表者名
      藤尾直史
    • 雑誌名

      日本建築学会近畿支部研究報告集 計画系 44

      ページ: 1029-1032

  • [雑誌論文] 東京大学の震災復興と岸田日出刀2004

    • 著者名/発表者名
      藤尾直史
    • 雑誌名

      日本建築学会四国支部研究報告集 4

      ページ: 49-50

  • [雑誌論文] 東京帝国大学総長と肖像・台座・建築工事2004

    • 著者名/発表者名
      藤尾直史
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集 建築歴史・意匠

      ページ: 423-424

  • [図書] 近代医家三宅一族旧蔵コレクション総目録(1)2004

    • 総ページ数
      149
    • 出版者
      東京大学総合研究博物館

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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