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2003 年度 実績報告書

ディスコティック液晶の単分子膜による配向制御とナノ構造構築

研究課題

研究課題/領域番号 14750715
研究機関独立行政法人産業技術総合研究所

研究代表者

物部 浩達  独立行政法人産業技術総合研究所, ユビキタスエネルギー研究部門, 研究員 (10344178)

キーワードディスコティック液晶 / 自己組織化膜 / 配向制御 / 界面
研究概要

トリフェニレン系ディスコティック液晶(C6OTP)膜について、金基板上のアルカンチオール、非対称ジスルフィド等の自己組織化膜上での配向挙動について検討した。
C6OTP膜はヘキサゴナルカラムナー相において、金基板上ではランダムに配向しているのに対して、アルカンチオール(C16)および非対称ジスルフィド(C4C16)自己組織化膜上に関しては、ホメオトロピック配向の傾向が見られたが、C16自己組織化膜基板上ではカラム軸が傾いたドメインが点在している。また、ジフェニルジスルフィド基板上では、暗視野となっておりホメオトロピック配向をしていると考えられるが、数μメートル以上と膜厚が厚い部分においては金基板上と同様ランダムに配向している。何れの基板においても、更なる冷却による結晶相への転移に伴って微小ドメインが形成された。ネマチック相を経ないディスコティック液晶のヘキサゴナルカラムナー相においても、配向膜誘起の配向制御の可能性が見出された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hirosato Monobe et al.: "Alignment Behavior of Discotic Nematic and Rectangular Columnar Mesophases on Self-assembled Monolayers of Alkanethiol and Asymmetrical Alkyl Disulfide"Molecular Crystals and Liquid Crystals. 412. 797-804 (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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