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2002 年度 実績報告書

衛星・航空機データによる稲作支援システム構築に関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 14760154
研究機関長岡技術科学大学

研究代表者

高橋 一義  長岡技術科学大学, 工学部, 助手 (00332651)

キーワード水稲作付面積 / 水田区画の輪郭データ / 農地区画の輪郭データ / ASTER / VNIR / IKONOS
研究概要

地上データの整備
研究対象地域の水稲作付け状況・生育データ等の現地参照データの収集および一部地域の水田区画の輪郭データ(以下,輪郭データ)の作成を行った。水稲作付け状況・生育データは,研究対象地域の農協より提供を受けた情報を整理したものである。輪郭データの作成は,研究対象領域を観測した高分解能人工衛星IKONOSデータにより行った。具体的には,IKONOSデータを1/10,000地形図を参照することで平面直角座標第VIII系へ投影処理した後に目視判読で水田区画の輪郭をトレースする方法をとった。この際,複数時期のIKONOSデータを用いることで,より広範囲,高精度に輪郭データを作成した。
水稲作付面積の高精度推定手法の検討
実利用を睨んだ人工衛星データによる水稲作付面積の高精度推定手法として,人工衛星データから輪郭データを参照することで,水稲作付された水田を区画単位で判別し,区画面積を集計する方法を提案した。本研究の第1段階として,データの入手し易さおよび比較的広範囲・高頻度観測に適している中分解能人工衛星画像(地上分解能15m〜30m)のシミュレーションデーターと輪郭データを用いて提案手法の有効性を検討した。第2段階として,2001年に研究対象領域を観測したTerra ASTER/VNIRデータに提案手法および従来手法を適用し,水稲作付面積の推定を行った。この際,検証データとして,現地参照データおよび2001年観測のIKONOSデータから算出した水稲作付面積を用いた。検証データとの比較の結果,従来手法;推定誤差-13%,提案手法;推定誤差3%となり,提案手法により高精度に水稲作付面積が推定可能であることを示した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 高橋一義, 力丸 厚, 向井幸男: "農地区画の輪郭情報参照による中分解能衛星画像からの水田作付面積の高精度推定"写真測量学会平成14年度年次講演会. 89-92 (2002)

  • [文献書誌] 高橋一義, 力丸 厚, 向井幸男: "農地輪郭情報支援によるASTER画像からの水稲作付面積高精度推定の検証"写真測量学会平成14年度秋季学術講演会論文集. 181-184 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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