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2003 年度 実績報告書

ルーメン細菌由来セルロース結合モジュールの探索と応用技術開発のための基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 14760171
研究機関茨城大学

研究代表者

豊田 淳  茨城大学, 農学部, 助手 (00292483)

キーワードルーメン / セルロース分解菌 / セルロース結合性タンパク質 / セルロース結合モジュール
研究概要

私共はセルロースへの付着能力が高いEubacterium cellulosolvens 5からセルロースに強固に結合するタンパク質CBPAを見出し、cbpA遺伝子とCBPAと同様の抗原性を持つCBPB蛋白質遺伝子をクローン化した。cbpA遺伝子の下流にcbpB遺伝子が存在することが明らかになった。本年度は、CBPBのモジュール構造およびその生化学的特性について明らかにすることを目的とした。
(1)-1.CBPBアミノ酸配列とモジュール構造の決定
cbpB遺伝子がコードしているタンパク質の推定アミノ酸配列、およびモジュール構造を決定した。cbpB遺伝子はGlycosyl Hydrolase Family 9触媒ドメインがあり、CBPAのCBM、菌体細胞壁結合モジュールと相同性がある領域が存在した。
(1)-2.各モジュールの大腸菌での発現および生化学特性の解析
(1)-1で明らかにした大膓菌内でCBPB各モジュールを発現させ、組換えタンパク質を得た。各モジュールの組換えタンパク質を精製後、セルロース結合能、菌体表層結合能、セルロース分解能を検査し、各モジュールの生化学特性を解析したが、CBPAのCBMと相同性がある領域がセルロースに結合することが明らかとなった。
(1)-3.セルロース結合モジュールの生化学的性状解析
(1)-2で確定したCBPBのCBMのセルロース結合特性を、アビセルセルロースを用いたアフィニティークロマトグラフィーにより解析した。CBMは一度セルロースに付着するとSDSや尿素などの立体構造を変化させるような条件でのみ、セルロースから溶出した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Atsushi Toyoda: "A possible role of cellulose-binding protein A (CBPA) in the adhesion of Eubacterium cellulosolvens 5 to cellulose"Journal of General Applied Microbiology. 49. 245-250 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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