研究概要 |
(1)エタノール強制経口投与後の臓器中エタノールおよびアセトアルデヒド濃度測定 Aldh2-/-マウスおよびAldh2+/+マウスに5.0g/kg体重の20%エタノールを経口投与し、0,1,3,6,12,24時間後の血液、肝臓、脳中のエタノールおよびアセトアルデヒド濃度を各群7匹について測定した。エタノール濃度に大きな差は認められなかったが、Aldh2-/-マウスの臓器中アセトアルデヒド濃度はAUCで血液において24倍差を示した。(学術誌投稿中) (2)エタノール強制経口投与後の臓器中エタノールおよびアセトアルデヒド濃度測定 Aldh2-/-マウスおよびAldh2+/+マウスに0.1,0.5,1.0,2.0および5.0g/kg体重の20%エタノールを経口投与し、1時間後の血液中のエタノールおよびアセトアルデヒド濃度を各群6匹について測定した。エタノール濃度に有意な差は認められなかったが、Aldh2-/-マウスの臓器中アセトアルデヒド濃度は3-30倍の高値を示した。(学術誌投稿中) (1,2)の結果を併せ学術誌に投稿中である。また、薬物動態解析を行いIn vivoにおけるアルデヒド代謝遅延を明らかにしたので学術誌に投稿準備中である。ヒトALDH2活性不全と同様の代謝遅延を示すことをしめした。
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