研究概要 |
平成14年度は,平成15年度からの効果評価のための介入の準備を行った.(1)効果的な健康教育方法のレビューを行った.特に,平成12年度から旧厚生省老人保健事業として各市町村で実施されている個別健康教育を中心に資料収集を行った.(2)webベージを活用した糖尿病予防コンテンツの試作を行った.トップページ,知識のベージ,目標のぺージ,記録のベージなどから成るコンテンツを試作した.また,webベージを作成するために必要なHTML等の技術について習熟した.(3)協力医療機関の選定を行った.平成15年度以降の効果評価において欠かせない協力医療機関の選定を行い,一部の医療機関についてはフォロー期間中の採血等の実施の方法などについて打ち合わせも行った.(4)健康サポーターの募集を行った.IT健康教育をスムーズに進めるために対象者に電子メールなどを用いて支援する健康サポーターの役割を明確にした.また本年度に募集できた健康サポーターについては後述の試行において,研究代表者のサポートのやり方について,電子メールのcc(写し)などを活用して実際に学ばせた.(5)IT健康教育システムの試行を行った.19名の試行対象者を募集し,試作したwebベージを用いて約1ヶ月間の試行を行い,システムの問題点を抽出し,改善を行った.また,webベージの更新も行った.以上から,平成15年度以降の効果評価のための介入の準備が整った.
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