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2002 年度 実績報告書

新規癌関連遺伝子Human headcaseの発癌及び癌進展における分子機構解析

研究課題

研究課題/領域番号 14770229
研究機関山形大学

研究代表者

牧野 直彦  山形大学, 医学部, 助手 (10323164)

キーワード発癌メカニズム / 新規癌関連遺伝子 / hHDC
研究概要

Drosophila melanogasterにおいて形態形成および細胞分化に関与するheadcase geneのヒトホモログであるHuman headcase gene (hHDC)の解析を進めている。
1:hHDCの各種消化器癌標本における解析
hHDCの各種消化器癌における遺伝子変異および発現低下に関する解析のため、各種消化器癌(食道癌、胃癌、大腸癌、肝臓癌、膵臓癌、胆嚢癌)の凍結標本およびホルマリン固定標本からのDNA、RNAの抽出を行っている。DNA検体ではhHDCの遺伝子変異を検索するため、open reading frameを中心に300〜400塩基対の各セグメント毎にPCRを施行し、PCR産物からのシークエンス解析を進めている。また、メチル化特異的PCR解析も進めているが、hHDCプロモーター領域において、複数のメチル化部分を認めている。RNA検体ではRT-PCRを施行し、発現状態の解析を進めている。肝臓癌、大腸癌の検体において発現低下の傾向が認められ、hHDCと腫瘍血管新生との関与が推測される結果となっている。
2:hHDC発現実験
hHDC発現実験のためにcDNAライブラリーにてRACEを施行し、発現ベクター作成のための調整を進めている。また、各種消化器癌培養細胞においてDNA、RNAの抽出を施行し、hHDC遺伝子変異の有無をPCR産物からのシークエンス解析により行い、また、発現減弱、消失の有無はRT-PCRにて検索し、感染実験に備えた培養細胞株の背景を調査している。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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