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2002 年度 実績報告書

胃癌におけるMSIとhMLH1遺伝子のメチル化およびプロモータ領域の多型の解析

研究課題

研究課題/領域番号 14770653
研究機関自治医科大学

研究代表者

細谷 好則  自治医科大学, 医学部, 講師 (30275698)

キーワード胃癌 / メチル化 / MSI / hMLH1 / プロモーター領域
研究概要

背景:胃癌発生のメカニズムを遺伝子レベルで解明し、予防・治療に応用されることが期待されている。
目的:胃癌におけるhMLH1遺伝子のプロモーター領域のメチル化とMSIとの関与を検討する。また、hMLH1遺伝子のプロモーター領域のメチル化やMSIとhMLH1の遺伝子多型や組織型、KRAS、BRAFとの関係も同時に検討する。
対象:胃癌手術検体、インフォームドコンセントを得られた症例で、多重癌、多臓器癌合併例、残胃癌を除く。
期間:2002-03年度
方法:
(1)自治医科大学消化器一般外科で手術施行した胃癌症例を対象として、手術の際に得られた腫瘍、および非腫瘍部組織を研究試料として使用する。
(2)この研究試料よりDNAを抽出しポリメラーゼ連鎖反応(PCR)よりMSIを検索する。
(3)hMLH1のプロモーター領域のメチル化は、Na-bisulfite処理後、PCR-SSCP法およびdirect sequence法にて、プロモーター領域広範に検索する。
(4)hMLH1遺伝子の多型および対立遺伝子の欠失をPCR-SSCP法およびdirect sequence法により検出する。
結果(経過):手術検体のgenomic DNAを検出・保存した。うち、現在までdiffuse type 24例、Intestinal type 28例が対象となった。組織型が分化型と未分化型が混合している症例は除外した。1)MSI陽性率 2)hMLH-1遺伝子メチル化およびプロモーター量領域の多型 3)KRAS mutation 4)BRAF mutation以上の検索を施行中である。
MSIは未分化型で3例分化型で1例陽性であった。メチル化に関してはDNAをbisulfite処理後のメチル化の有無をPCRで検出中である。BRAFはいまのところ全例で陰性である。2003年度も研究を継続する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Hosoya Y et al.: "A Case of Aggressive Neurodocrine Carcinoma of the Stomach"Gastric Cancer. (in press). (2003)

  • [文献書誌] 細谷 好則 他: "データ解析:cDNAマイクロアレイを用いた遺伝子解析による食道癌補助化学療法の感受性予測"Frontiers in Gastroenterology. 7(3). 69-69 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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