• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2002 年度 実績報告書

星状神経節ブロックはシバリングを抑制するか

研究課題

研究課題/領域番号 14770764
研究機関岐阜大学

研究代表者

道野 朋洋  岐阜大学, 医学部附属病院, 助手 (80283315)

キーワードシバリング / 星状神経節ブロック / 低体温
研究概要

術後合併症としてのシバリングに対し,星状神経節ブロックによる交感神経の遮断が与える影響を日本白色家兎を用いて検討した。
白色家兎を酸素・イソフルレン麻酔下に気管内挿管を施し,自発呼吸にて管理した。星状神経節を切断し,永久交感神経節ブロックモデルを作った。大腿動脈より観血的動脈圧をモニターし,直腸・食道・耳介の各所で体温を測定した。直腸内に挿入したサーモードより,体温を39℃から徐々に低下させ,シバリングの発生を観察した。
星状神経節ブロック群もコントロール群も体温の低下に伴い,シバリングが発生した。しかしながら,星状神経節の処置に時間がかかり,シバリング発生の前に重度のアシドーシスに陥る例が多く,今のところ有為の結果は得られていない。文献的に検索した結果,イソフルレン単独ではシバリングの発生閾値が大きく低下することがわかった。また,シバリングの同定も不十分であった。
このため,麻酔を酸素・笑気に切り替え,シバリングの同定法を変えて再度検討中である。

URL: 

公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi