研究概要 |
平成14年度 本研究申請時には島根医科大学付属病院泌尿器科に所属していたが平成14年は東京女子医科大学泌尿器科に入局赴任していたため若干の研究計画の遅れがあった。 A.1)外来患者様において限局性前立腺癌の診断を得られたら、経直腸的カラードプラ法を用いて、術前に前立腺腫瘍におけるドプラシグナル強度を3段階に評価して患者を3グループに分別した。強群8例、中群11例、弱群7例であった。 2)それらの患者が根治的前立腺全摘除術を受けた後採取した組織を正常部分と腫瘍部分とによりわけてAGPC法RNAを抽出した。合計26症例52検体を保存した。 B.1)ホルモン不応性前立腺癌と診断された患者に対しTEC(Taxol, estramustine, carboplatin)療法を施行する前と後に経直腸的前立腺生検を行い前立腺癌の新鮮凍結標本をホルマリン固定しパラフィン包埋した。合計8人の凍結標本を保存した。 本年度はここまでで来年度にRT-PCRや免疫組織染色、ウエスタンブロットなどを行い解析していく予定である。
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