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2002 年度 実績報告書

ブタ-ヒト間における細胞性拒絶反応の抑制

研究課題

研究課題/領域番号 14770830
研究機関藤田保健衛生大学

研究代表者

佐々木 ひと美  藤田保健衛生大学, 医学部, 講師 (00319261)

キーワード異種移植 / HLA-G / HLA-E / 細胞性拒絶反応
研究概要

SCIDマウスにヒトから得た末梢血リンパ球を投与しマウスをヒト化する(Hu-SCID)。ヒト化されたことをELISA法によりヒトIgGの定量を行い証明した。
以前我々によって培養されたブタ血管内皮細胞(PAEC)はlipofection methodによりヒトのNon-classical HLA class IであるHLA-GまたはHLA-Eの遺伝子導入によって表面に発現させ、このHLA-GまたはHLA-Eを発現したブタ血管内皮細胞を顕微鏡下でHu-SCIDの腎被膜下に移植し経時的に拒絶反応の程度と細胞浸潤の程度を調べる。In vitroの段階でブタ細胞に対する各種サイトカインの検索は終了しており、non-Classical HLA class IがTH1サイトカインを抑制することは証明されている。またNK cellの活動を抑制することによりIFN-gammmaの分泌が抑制され、その結果T cellの細胞増殖が抑制されることを示唆する結果が得られた。また、この実験系を用い、細胞性拒絶反応のうちのT cell依存性拒絶反応に関しての研究を進めている。Non-classical HLA class Iによるサイトカインの抑制によりT cellの細胞浸潤も抑制されることが予想されるが、腎被膜下でのブタ血管内皮細胞の定着が困難であり、現在内皮細胞の種類、培養法等を検討中である。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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