• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2002 年度 実績報告書

メニエール病におけるホルモン分泌・自律神経機能の日内リズムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14770892
研究機関岐阜大学

研究代表者

青木 光広  岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (30283302)

キーワードメニエール病 / メラトニン / 日内リズム
研究概要

序説:禁煙増加するストレス病症例においては、生体リズム障害がその背景因子として存在する可能性がある。メニエール病においても、その発症には時刻関連性が示唆されており、その発症メカニズムに生体リズム障害の関与が考えられる。そこで、日内リズムの表現型であるメラトニン(松果体ホルモン)を用いて検討した。方法:対象はメニエール病症例13名である。6、9、12、17、21、23時において、唾液を専用容器を用いて採取した。測定にはRIAkitを用いて、唾液中タンパク濃度に対するメラトニンの相対的濃度を測定した。また、single cosinor法を用いて、24時間における平均値、振幅、頂点位相を計測した。また同時に、ストレススコアー、睡眠時間、起床時聞などを質問表によりアンケートした。結果:平均値は0.8±0.3pg/mg、振幅は1.0±1.2pg/mgで健康成人群(3.1±2.4、4.7±1.0)に比べて、有意に低かった。頂点位相は23.2±3.4hrで、健常成人群(25.9±1.9hr)に比べて、2群で有意な差はなかったが、その分散は有意にメニエール病群で大きかった(P=0.04)。聴力レベル、CP%、ストレススコアーなどとメラトニン濃度との間に有意な相関は見られなかった。考察:メニエール病症例においては日内リズム障害、とくにpineal circadian irregularityが存在する可能性が示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] M.Aoki: "Saliva melatonin in patients with Meniere's disease"J Veshbular Research. 11. 266 (2002)

URL: 

公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi