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2002 年度 実績報告書

糖尿病網膜症診断、治療戦略決定におけるDNAチップ法の応用による体系的、網羅的因子探索

研究課題

研究課題/領域番号 14770941
研究機関山形大学

研究代表者

川崎 良  山形大学, 医学部, 助手 (70301067)

キーワード糖尿病網膜症 / risk評価 / 光学的干渉断層計(OCT) / VEGF / ジアシルグリセロールキナーゼ(DGK) / プロテイン発現レベル / SNPs
研究概要

本研究の目的は早く糖尿病網膜症発症、進展のhigh risk(高危険度)群に属する患者を診断し、現在ある治療法を有効に使い網膜症の重症化を防ぐ検査法を開発することにある。糖尿病網膜症、糖尿病黄斑症の重症度判定システムの整備として、糖尿病網膜症、糖尿病黄斑症の病態、病像、重症度を数値として統計処理できるように新型光学的干渉断層計(OCT)を用いて網膜病変を他覚的に捕らえる検査法を開発している。網膜症の進展に関与する遺伝子を検索する第1段階として、糖尿病網膜症手術時にえられた硝子体、実験的な糖尿病モデル動物網膜サンプルの中に発現している生理活性物質を広くスクリーニングしている。現在までにVEGF,可溶性VEGF受容体,IL-6, angiotensin II, TGF-β1、TGF-β2、NOx, 8-OHdG, diacylglycerol kinase (DGK)などの発現について検討している。この中で糖尿病網膜症の重症化に関連のつよい因子はVEGFであった。現在VEGFのSNPsの多型と糖尿病網膜症の重症化について検討している。体系的、網羅的な検討方法で増殖網膜症に関連する因子を検討する方法として、蛋白質レベルでの検討を開始している。硝子体液における総蛋白質の濃度は1200-7000マイクログラム/mlと高濃度であった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Sato H, Kawasaki R, Yamashita H: "Observation of Idiopathic Full-Thickness Macular Hole Closure in Early Postoperative Period as Evaluated by OCT"Am J Ophthalmol. (印刷中).

  • [文献書誌] 川崎良, 山下英俊: "糖尿病網膜症"内科「特集:EBMのための内科疾患データファイル--治療方針決定のために--」. 89. 1565-1567 (2002)

  • [文献書誌] 川崎良, 山下英俊: "糖尿病網膜症-分類と治療-"総合臨床. 52. 189-190 (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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