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2002 年度 実績報告書

歯周靭帯に由来する上皮間葉系細胞相互作用に及ぼすメカニカルストレスの影響

研究課題

研究課題/領域番号 14771220
研究機関広島大学

研究代表者

水野 智仁  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (60325181)

キーワードヒトマラッセ上皮細胞 / ヒト歯周靭帯線維芽細胞 / 骨関連蛋白質 / エナメル蛋白質 / 機械的伸展力負荷 / 2次元電気泳動
研究概要

ヒトマラッセ上皮細胞およびヒト歯周靭帯線維芽細胞はインフォームドコンセントの下、矯正学的理由により抜歯したヒト小臼歯の歯根中央3分の1から酵素処理によって分離,培養したものを用いた。ヒト歯肉上皮細胞,ヒト歯肉繊維芽細胞,ヒト歯髄細胞と共に骨関連蛋白質、エナメル蛋白質の遺伝子発現レベルをRT-PCR法を用いて調べた。
サイトケラチン8はヒトマラッセ上皮細胞およびヒト歯肉上皮細胞に発現していた。オステオポンチンはヒトマラッセ上皮細胞に強く発現しており、他の細胞ではほとんど発現がみられなかった。ヒトマラッセ上皮細胞と間葉系細胞にはオステオプロテグリンが発現していたが,ヒト歯肉上皮細胞には発現が認められなかった。Bone morphogenetic protein (BMP)4はヒトマラッセ上皮細胞とヒト歯肉上皮細胞に発現が認められたが,間葉系細胞ではさらに強い発現が認められた。オステオネクチン、BMP-2、タフテリンは調べたすべての細胞に発現していたが,発現レベルは様々であった。アメロゲニンの発現は今回の実験では認められなかった。
また、ヒト歯周靭帯線維芽細胞において、機械的伸展力負荷時に発現の変化する蛋白質を2次元電気泳動によって調べた。静地条件で培養した細胞と電気泳動パターンを比較して,コンピューター画像処理によってディファレンシャル分析した。結果,機械的伸展力負荷をかけることによって発現の増加する特異的な蛋白質,および減少する特異的な蛋白質のスポットを得ている。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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