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2003 年度 実績報告書

アンチザイム標的分子の探索

研究課題

研究課題/領域番号 14771301
研究機関(財)大阪バイオサイエンス研究所

研究代表者

小池 千恵子  (財)大阪バイオサイエンス研究所, 発生生物学部門, 研究員 (80342723)

キーワードアンチザイム / プロテオリシス / オリニシンデカルボキシラーゼ
研究概要

ユビキチン非依存性プロテオリシスを誘導することで知られるアンチザイムは、歴史的にその標的としてオルニシンカルボキシラーゼ(以下ODCと略す)のみが知られ、分解誘導メカニズムが研究されてきた。しかしながらごく近年我々の研究も含め、アンチザイムをメディエーターとしたユビキチン非依存性プロテオリシスがODC分解以外にも広範な細胞機能制御に関わる可能性を示唆するデータが報告されている。そこで私はアンチザイムの新しいターゲットを探索することを目的とし、アンチザイムをベイトとしてYeast two-hybrid screenを行った。報告者は23kDを産生する2番目のATGからのアンチザイム全長および、C末110アミノ酸をコードする配列をbaitとしてpLexAベクターおよびp8op-lacZベクターに組み込み、EGY48酵母株に形質転換し、組み込んだベイトタンパクが酵母において発現していることをLexAモノクローナル抗体を用いてウエスタンブロッティングにより確認した。その後種々の濃度の3ATを含有したSDプレートにベイトを形質転換した酵母を蒔き、酵母の生育しない至適3AT濃度を同定した。実際のスクリーニングにはpB42ADベクターに組み込んだP0からP4ステージのマウスcDNAライブラリーを使用した。出現したコロニーの多くはβガラクトシダーゼ活性を示したが、再度トランスフォーメーションしたとき消失したクローンも多く、また再現性のあったクローンの重なりは少なく、シークエンスの結果、特異的な相互作用であると考えられるものも少なかった。現在、C末をさらにいくつかに分けてbaitとしスクリーニングを行うとともに、可能性のあるクローンについて培養細胞にてアンチザイムとの相互作用を確認している。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Nishida, A: "Otx2 homeobox gene controls retinal photoreceptor cell fate and pineal gland development"Nat Neurosci. 6・12. 1255-1263 (2003)

  • [文献書誌] Hansen-Algenstaedt, N: "Bilaterally increased VEGF-levels in muscles during experimental unilateral callus distraction."J.Orthop.Res.. 21・5. 805-812 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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