• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

医療被曝低減を目的としたディジタルX線像着色加算処理技術に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14771328
研究機関大阪大学

研究代表者

小縣 裕二  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (60281127)

キーワード医療被曝 / 着色加算 / カラー表示 / IVR / 画像処理
研究概要

本研究の目的は、いかに少ないX線被曝で、どれだけ多くの診断情報を取り出せるかにある。ディジタルX線像着色加算処理技術は、一連のX線像に着色加算処理を施し、病変部などの経時変化のある部分のみをカラー化する技術である。これら着色加算という新しい画像処理技術をIVR検査に応用することにより、検査時間短縮および大幅な医療被曝の低減を目指した。
今年度は、造影検査の連続dataをオンラインで計算機に転送しリアルタイムで着色加算を行い、病変部(血管)などの経時変化とらえるディジタルX線像着色加算処理システムを確立することを目指した。造影検査装置で発生する連続したデジタル画像データをオンラインで院内PACSに転送し、PACS端末を経由して着色加算処理を行う計算機に取り込むことができるシステムを構築した。
さらに、構築したシステムを臨床応用することでIVR検査時の医療被曝の大幅な低減および検査時間の短縮の可能性について、複数の臨床症例に対して詳細に検討した。撮影条件および線量と画質(情報量)の関係を検討した結果、線量を1/2〜1/4にしても病変の検出能および診断の正確性が低下しないことがわかった。しかしながら、これまでの研究で着色加算画像を参照画像として用いると読影時間が大幅に短縮することを明らかにしたが、IVR検査における透視時間の短縮さらには検査時間全体の短縮について検討を行ったが、症例数が少なかったため、統計的に有意に時間が短縮するというデータまでは得られなかった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Evaluation of usefulness of Color Digital Summation Radiography for Detection of Solitary Pulmonary Nodules2005

    • 著者名/発表者名
      Yuji Ogata et al.
    • 雑誌名

      Computer Assisted Radiology and Surgery Proceedings of the 19th International Symposium and Exhibition (In press)

  • [雑誌論文] PACS for Multi-slice CT-Semless Integration Implementing 3D and 4D Workstation-2004

    • 著者名/発表者名
      Shuji Yamamoto et al.
    • 雑誌名

      日本放射線技術学会誌 60・6

      ページ: 829-834

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi