本研究は2ヵ年計画であり、本年度は、1)研究計画の決定、2)プレテスト実施を計画した。計画当初よりタイムスケジュールが遅れて進行中である。 1)研究計画 研究デザインは質的・記述的研究である。調査対象は、介護保険利用者で要介護3〜5の認定を受け、介護保険サービスを利用して1年以上を経過した利用者・家族とその担当介護支援専門員とする。調査目標数は、プレテスト20名、本調査100名とする。データ収集方法は、半構成的質問紙を用いたインタビューである。質問項目としては、(1)利用者・家族対象:基本属性、介護保険サービス利用状況、介護支援専門員選択の経緯・理由、(2)介護支援専門員対象:所属機関、資格、経験、援助状況についてである。プレテストでは(1)選択式16項目、自由回答式5項目(面接と併用)、(2)選択式10項目とした。調査結果は、質問紙の項目毎にまとめ、インタビュー記録を内容的に分析する。プレテストでは主にインタビュー記録から、質問項目を精選することを目的とする。 2)プレテスト フィールドとの調整の結果、調査対象を相模原市と厚木市内の指定事業所所属の介護支援専門員とその利用者・家族とし、研究対象者とのスケジュール調整し、2月〜3月にかけプレテストを実施する予定である。
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