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2003 年度 実績報告書

二人目不妊女性の治療に対する意志決定過程とその看護に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14771438
研究機関愛知医科大学

研究代表者

坂上 明子  愛知医科大学, 看護学部, 講師 (80266626)

キーワード二人目不妊 / 不妊女性 / 不妊治療 / 意思決定過程
研究概要

本研究の目的は、第1子を不妊治療により妊娠・出産した後の続発性不妊女性に焦点を当て、第2子を妊娠するための不妊治療を選択する意思決定過程と、意思決定に影響する要因(促進要因及び阻害要因)を明らかにすることである。さらに、この研究結果に基づいた中核理論を発展させ、不妊治療と第1子の育児を両立している続発性不妊女性に対する治療の意思決定過程を支援するための効果的な看護介入プログラムを作成し、有効な看護介入を検証することである。
本年度は、第1子を不妊治療(薬物療法、体外受精-胚移植、顕微授精等)により妊娠・出産後、第2子の妊娠・出産を希望し、不妊治療専門外来を持つ病院に受診して1年以内の女性3名(年齢:30歳代、子どもの年齢:2〜3歳)に面接調査を行った。
面接内容は、Danilukら(1993)、Wieland(1998)、坂上(2000)の研究を参考に、第1子を妊娠するまでの不妊治療の経験、妊娠期から出産後(治療を開始するまで)の不妊に関連した経験及び第1子を不妊治療によって妊娠・出産したことに関連して受けたケアの内容及びその満足度、不妊治療の選択に関連した主観的体験、不妊治療を行うことを決定したと認識している要因、今後の不妊治療に関する考え方、夫との関係、周囲からのサポート、一人っ子に対するイメージとし、半構成的面接を行った。面接内容は対象者の承諾を得て、テープレコーダーに記録し、その内容を逐語録としてまとめた。さらに、データは質的・帰納的に分析し、カテゴリー化した。カテゴリーから、意思決定過程の枠組みを作成した。
3名の面接結果をもとに、若干の面接内容の修正を行い、データが飽和するまで面接を継続する予定である。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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