• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2002 年度 実績報告書

地域スポーツ振興における組織の発展過程と価値連鎖構築の様相

研究課題

研究課題/領域番号 14780027
研究機関大阪体育大学

研究代表者

松永 敬子  大阪体育大学, 体育学部・生涯スポーツ学科, 専任講師 (60281565)

キーワード地域スポーツ振興 / 地域スポーツクラブ / 組織の発展過程 / 価値連鎖構築 / 組織間ネットワーク
研究概要

本研究の目的は、ポーダレス化時代の地域スポーツ振興において、多岐に渡る当該関係団体が存在する中、敷居の低い組織として、また地域スポーツ振興のポータルサイトとして、総合型地域スポーツクラブがどの様に組織間関係をもたらし、「実体のある組織」へと発展を遂げるのかという組織の成長過程に着目し、組織学習論の視点から当該関係団体のコンピタンスの結束とシナジーの創出のために果たす総合型地域スポーツクラブの役割を探究することを目的とする。組織学習論は、組織の成長・発展・変革といつたダイナミクスを、組織自体の主体的プロセスから解明する理論である。本研究では、その立場に立脚し、地域スポーツ振輿についてそれぞれの当該関係団体が培ってきた過去の経験を、現在及び未来の行動の処方箋として役立てるための組織知に変換するダイナミックな社会システムとして総合型地域スポーツクラブが「実体のある組織」としてどう機能するかについて探究する。同時に、組織間関係に基づく経験の解釈とコミュニケーション、また個々の組織が有する経営資源やコンピタンスの結束による新しい知識の創造をめざし、クラブ組織がどう発展すべきかを組織の生成・成長・発展・変革という縦断的な視点から分析を試みる。具体的には、総合型地域スポーツクラブを育成する地域に焦点を当て、クラブ組織の組織行動をその成り立ちから、行政機関、スポーツ少年団、学校運動部、既存クラブ、種目団体、体育指導委員、体育協会、レクリエーション協会、また青少年の健全育成や高齢者の福祉問題に携わる様々な地域の当該関係団体などとのコミュニケーションや組織間関係、クラブ組織が積み重ねてきた歴史的背景や経験といつた観点から詳細に紐解く。
本年度の研究実績は、前半に国内およびドイツを中心とした地域スポーツ振興や地域スポーツクラブ育成についての関連資料の情報収集および文献のレビューを中心に行った。また、地域スポーツの活動拠点ともなるクラブハウスの事例を中心に、地域スポーツに関わる組織および団体の組織間関係や組織行動についてヒアリングおよび資料収集を実施した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 松永敬子: "拠点施設としての総合型地域スポーツクラブの役割-クラブハウス確保とその経緯に注目して-"大阪体育大学紀要. 34巻. 95-105 (2003)

URL: 

公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi