• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2002 年度 実績報告書

ナラティブアプローチによるスポーツ選手の動機づけの発達プロセスについての研究-転機の語りがスポーツ選手としての心理的成熟に果たす役割について-

研究課題

研究課題/領域番号 14780029
研究機関近畿大学

研究代表者

杉浦 健  近畿大学, 教職教育部, 講師 (30298989)

キーワード転機 / ライフストーリー / 自伝 / 動機づけ / ナラティブ / スポーツ / インタビュー / 目標志向
研究概要

現時点では、3つの調査研究を平行して行っている状況である。それぞれの進行状況を示す。ひとつは、スポーツ選手へのインタビュー調査である。インタビューでは、それまでの競技歴(競技成績や印象に残った重要な出来事、転機の経験など)を自由に語ってもらい、さらには現在のやる気の状況を聞き、それらの関連を探っている。インタビューは、逐語記録としてテキスト化されており、40名程度のデータになっている。今度の分析計画であるが、競技歴のエピソードの中で、「現在の目標のあり方に強く関連する出来事」があると考えられるデータが多く見られており、そのような出来事と現在のやる気との関連を分析する予定である。
ふたつめは、「スポーツ選手としての心理的成熟尺度」と転機の経験との関係を明らかにする質問紙調査であり、現在、すでに質問紙を配布しており、返送待ちの状況である。この調査では、スポーツ選手に「これまでに自分自身や自分の考え方が変わった経験」および、「その経験が現在の自分に与える影響」について記述してもらい、その記述の内容と「スポーツ選手としての心理的成熟尺度」との関連について分析する予定である。
3つめは、出版されているスポーツ選手の自伝を集め,そこに示されているスポーツ選手の競技歴の中で転機がいかなる役割を果たしているのかを調べることである.現在の段階で40冊程度の自伝を集めており、転機についての記述を抜き出している段階である。

URL: 

公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi