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2002 年度 実績報告書

CALLにおける動画WBT教材の効果的な利用

研究課題

研究課題/領域番号 14780123
研究機関松江工業高等専門学校

研究代表者

岩田 淳  松江工業高等専門学校, 一般人文科学科, 講師 (00280438)

キーワードCALL / WBT / 動画 / マルチメディア / ストリーミング
研究概要

研究期間(3年間)の初年度に当たる今年度は、次年度行うCALLにおける動画WBT教材の運用評価のための準備期間とし、WBT用動画教材作成、システム構築、調査研究を行った。
動画教材作成においては、始めに台本執筆に着手した。教材の題材は自己紹介、学校紹介、友人紹介等、学習者に「関連のある(relevant)」ものとした。これは、文献や研究資料収集で得た知見をもとに、EFL(外国語としての英語)学習者の動機付けを高めるには教材が学習者の生活に関連したものでなければならないと考えたためである。WBT教材を用いた学習過程にはコミュニケーションタスク(活動)を配置し、学習が単調にならぬよう配慮した。次に動画撮影を行うため、3CCDデジタルビデオカメラ、マイク、ヘッドフォン等の撮影機材を購入し、撮影環境を整えた。その後3名の学生とネイティブスピーカーの出演で撮影を行った。動画編集には購入したノンリニア編集用コンピュータを利用し、マスターテープから取り込んだ画像データ(DV)をフレーム数、音質等を調節して、画像変換ソフトウェアで2種類の動画ファイル(rm,mpeg)を作成した。
システム構築では学習システムとオーサリングシステムを技官の協力を得て開発し、そのオーサリングシステムを用いて、動画ファイルを設定し、問題文、ヒント、解説を入力し、WBT教材を開発した。システムはLAN、インターネット上で動作確認をしたが、LAN(100MB)上ではスムーズに動画再生するものの、インターネット上ではmpeg、rmファイルともロードに時間がかかり、動画ファイルの圧縮比を高めるなど更に設定条件を検討する必要があることが分かった。
調査研究では外国語教育メディア学会全国大会など関連する学会に参加し、資料収集や情報交換を行った。
現在は、次年度WBT教材を利用したCALL授業を行うため、システムのレイアウト、インターフェイスの改良を行うとともに、動画教材(コンテンツ)を追加作成の準備をすすめている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 岩田 淳: "学校教育における英語教育の課題-これまでの英語教育、これからの英語教育-"メディア教育開発センター研究報告. 第40号. 1-13 (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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