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2003 年度 実績報告書

多文化社会における歴史意識及び国際意識形成の比較研究-米加の歴史教科書分析を中心に-

研究課題

研究課題/領域番号 14780152
研究機関立命館大学

研究代表者

森田 真樹  立命館大学, 産業社会学部, 助教授 (60340486)

キーワード社会科教育 / 国際理解教育 / 歴史教育 / アメリカの教育 / カナダの教育 / 教科書 / 歴史認識・歴史意識 / 国際認識・国際意識
研究概要

本研究の2年目である本年度は、研究計画にしたがって、昨年度収集した米国の歴史教科書の分析を継続するとともに、カナダの社会系教科書や国際理解教育関連文献の収集とその分析を主に行った。
主に収集しようとする学校用教科書(主に教師用)は、一般図書とは販売ルートを異にするため入手に時間がかかり、発注中のものもあるが、カナダ大使館の図書館や(財)教科書研究センターの図書館に所蔵されている教科書等を含め、継続的に資料収集をおこなっている。
また、本年度は、我が国ではカナダの教育自体についての研究もさほど多くないため、カナダの教育全般についても検討をすすめた。同時に、昨今では、歴史教育をめぐる議論は、国内外で起こっているため、歴史教育をめぐる諸議論等についても、あわせて資料集及び分析を行った。
3月初旬には、トロント大学やブリティッシュ・コロンビア大学等での資料収集活動を中心に、カナダでの現地調査を予定している。
カナダは、州ごとに教育制度が異なっており、社会系教科のカリキュラム構成も多様である。加えて、先住民学習やジェンダー学習などを、別教科として設定している州もある。このような州のカリキュラム開発の実態も、教科書の開発に影響を与えているため、現地調査の結果を踏まえながら、教科書分析と平行して、州カリキュラムの分析も継続的におこなっていく予定である。
最後に、本年度は、本研究の途中経過として、全国社会科教育学会(2003年10月:鳴門教育大学)の課題研究において、米国の教科書における文化衝突やマジョリティ・マイノリティといった文化集団の描かれ方に関する発表をおこない、また歴史教育の新しい方向性に関する論考を3月下旬に投稿する予定にしている。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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